羽梨山神社 (笠間市)

茨城県の 羽梨山神社(笠間市) を掲載しました。

茨城県笠間市(旧岩間町)にある。
常磐線・岩間駅の西北西3Kmほどの上郷に鎮座。
355号線から280号線へ入り、2Kmほどの突き当りに境内がある。
境内入口は南向きで、280号線から少し入った場所。

入口には石の鳥居(元禄年間建立)が建ち、
鳥居をくぐると正面、境内中央に社殿がある。

境内は鬱蒼とした木々に覆われた杜。
本殿の後方には、御神木の2つに分かれた杉があり
天然記念物に指定されているらしい。

参拝は10月休日の午後。
茨城旅行最終日の最後に訪れた神社。
ということで、社殿には低くなった日射しの木漏れ日が斑な陰を落とし、
学校の放課後のような哀愁を感じた参拝だった。

創祀年代は不詳。

三代実録に、羽梨神とあり
貞観十二年(870)八月二十八日、従五位下から従五位上に
さらに、仁和元年九月七日、正五位下を授けられたとある古社。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:37 PM

布杜神社 (久美浜町女布)

京都府の 布杜神社(久美浜町女布) を掲載しました。

京都府京丹後市にある。
北近畿タンゴ鉄道宮津線・甲山駅の東4Kmほどの女布に鎮座。
道路行程では6Kmほどになるだろうか。
佐濃谷川に沿って南北に走る668号線から20号線へ入り、
200mほど東へ入った場所に境内入口がある。
と、思うのだが、実はよく覚えていない。
実際は、もう少し北だったかもしれない。

当社の北にある賣布神社への参拝を終えて当社へ向かう。
賣布神社の由緒書には、南170mと記されていたので
探しながら南下したが、見当たらず、
さらに南下すると、真新しい二基の燈籠が建っていた。

階段を上ると、獣除けの電線があるが、
その電線を除いて参道を北上。
参道は100mほどだろうか、狭い参道を進むと
竹林の中に、良い雰囲気の境内がある。

数段の階段を上ると鳥居が建っており、
境内中央に本殿があるだけの簡素な神社。

『平成祭データ』には布森神社と載っていたが
覆屋根のある本殿の扁額には「布杜神社」と記されていた。

当社の由緒は未詳。
当社を賣布神社の元宮とする説もあるらしい。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:04 PM

賣布神社 (久美浜町女布)

京都府の 賣布神社(久美浜町女布) を掲載しました。

京都府京丹後市にある。
北近畿タンゴ鉄道宮津線・甲山駅の東4Kmほどの女布に鎮座。
道路行程では6Kmほどになるだろうか。
佐濃谷川に沿って南北に走る668号線から、
300mほど東へ入った場所に境内がある。

境内入口、手水舎の脇に船石と呼ばれる石がある。
参拝時は、案内板をよく読まず
船形の石なのだと思い込んでいたが、
当社御祭神が当地へ船に乗って来られた
その船を埋めた場所の印の石なのだそうだ。

参道を進み、鳥居をくぐると正面に社殿。
入母屋造拝殿の後方に流造の本殿があるが、
拝殿は白く塗られた木に補強されていた。
個人的好みから言えば、黒か濃い褐色でお願いしたいところ。

社伝によると、
垂仁天皇の御代、河上摩須の勧請という。

式内社・賣布神社に比定されている神社で
「丹後国神階帳」に「正三位 賣布明神」とある古社。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 8:02 PM

八幡宮來宮神社 (伊東市)

静岡県の八幡宮來宮神社(伊東市) を掲載しました。

静岡県伊東市にある。
伊豆急行・伊豆高原駅の西1Kmほどの八幡野に鎮座。
135号線を越えて進むと、
(たぶん)銅製の鳥居が、八角形の台座の上に建っており、
鳥居の後方、階段の上に、朱の神門の冠木門がある。
冠木門は木を組んだだけの簡素な門で、
武家屋敷などに多く、神社では珍しいかもしれない。

参拝は、年末の休日。
迎春用に、鳥居の足もとには角松、冠木門には国旗が飾られていた。
その冠木門をくぐり、参道を進むと、緩やかに傾斜した、木立の杜の境内。

午後の参拝で、日は傾き始めており、木漏れ日も少なく、やや暗い境内だが、
自然と一体となった姿が美しい境内。

階段を上ると、
右手に手水舎があり、左手に五社並んだ境内社。
(子安神社・蛭子大神・天満宮・若宮八幡宮・大国主大神)

さらに進むと、左手に二社並んだ境内社。
(水神社・火焚神社)

さらに進むと、もう一つの境内社があるが
社名は確認していない。
社殿の造りから判断すると、神明社のようだ。
『明治神社誌料』では、境内社筆頭にに大神宮の名があるので
たぶん、皇大神宮(神明社)で正解だと思う。

さらに参道を進むと入母屋造の拝殿があるが
拝殿の前方には、一際大きな巨木が聳えている。
拝殿の後方には、二間社流造の本殿があるのだが
覆屋の中にあり、確認できなかった。
覆屋の側面が、半透明のビニールトタンなのでシルエットは判るのだが。

社名が示す通り、
当社は八幡宮と来宮神社を併祀した神社。

八幡宮の創祀年代は不詳。
地主神として崇敬され、鎮座地名の八幡野も当社に由来する。

来宮神社の創祀年代も不詳。
式内社・伊波久良和氣命神社の論社となっている古社。
伊豆国神階帳に「従四位上 いはくらわけの明神 」とある神社で
もとは海浜の岩窟(西ノ洞)に奉斎されていたものが
後に八幡宮社域へ遷されたものと考えられている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 2:32 PM

天岩戸神社 (大江町)

京都府の 天岩戸神社(大江町) を掲載しました。

京都府福知山市(旧大江町)にある。
北近畿タンゴ鉄道宮福線の大江山口内宮駅の西1Kmほどの佛性寺に鎮座。
9号線を西へ入り、皇大神社を通過して、
河に沿って緩やかに登っていくと、道路の左側に境内がある。

道路から階段を降りると産釜遥拝所があり、
見下ろすと下の川に産釜が見える。

参道を進み、鳥居をくぐって、
さらに階段を下り、川沿いの道を歩くと
巨石の上に社殿がある。

皇大神社(元伊勢内宮)・豊受大神社(元伊勢外宮)とともに
元伊勢三社の一社と呼ばれる神社だが、
残念ながら、当社に関する由緒は未入手。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 12:07 PM

皇大神社 (元伊勢内宮)

京都府の 皇大神社(元伊勢内宮) を掲載しました。

京都府福知山市(旧大江町)にある。
北近畿タンゴ鉄道宮福線の大江山口内宮駅の西500mほどの内宮に鎮座。
9号線を西へ入ると、参道階段があり、
参道入口に「元伊勢内宮 皇大神社」と刻まれた社号標。

参道の傍らに「秋葉神社 燈籠」と案内板のある燈篭があったが、
これも境内社なのだろうか。
階段を上ると、新しい神明鳥居が建っており、
参道の緩やかな登り道が上へ続いている。

鳥居をくぐると、右手に「天皇神道社務所」があるが
当社・皇大神社とは別の団体のようだ。

参拝は炎天下の8月で、
少し体調が悪かったので、休憩を兼ねて
その社務所にお邪魔し、御朱印をお願いすると
印は無かったが「天皇神道 元伊勢皇大神宮 岩長姫命」と墨書きをいただいた。

社務所を出て、参道を進むと、
参道中央に麻呂子親王御手植杉が聳えている。
麻呂子親王御手植杉は何本かあり、枯れてしまったものもあるようで
根元しか残っていないものもある。
さらに真名井の池などを見ながら参道を進むと、「厄神さん」御門神社がある。
御門神社の脇に、石の長椅子のような形状の「金のなる石」があり
石で打つと金の音が鳴る奇石らしい。

さらに参道を進むと黒木鳥居が建ち、社殿のある境内。
拝殿・本殿を取り巻く境内の周囲には、多くの境内社が祀られている。

まず拝殿左手前、少し低い場所に横向きの熊野神社。
右手前には、變若水の榎と三女神社。

拝殿の右手には、天手力雄神社。
左手には、龍灯の杉と栲機千千姫神社。

確認できた境内社は、
参道の燈籠・秋葉神社と御門神社を含めると合計八十四社。
『全国神社名鑑』にも末社八十四社とあるのだが、
『日本の神々』では七十九末社と記されている。

境内社社殿の大きさ・規模を見ると
栲機千千姫神社、天手力雄神社、熊野神社、興玉神社は別格のようで、
燈籠・秋葉神社も別にして、七十九末社ということだろうか。
また『神社名鑑』には末社八十一社とある。

境内には境内社の他に、へそ塚や和泉式部歌塚などもある。

『日本の神々』には旧村社となっているが、
『神社名鑑』には昭和五年府社に列したとある。

社伝によると、
崇神天皇三十九年、豊鋤入姫が天照大神の神教により
神器・八咫鏡を奉じて倭国笠縫邑を発し
但波国吉佐宮に還幸し、四年間天照大神を奉斎した。

当社は、その吉佐宮跡とされ、古来、元伊勢内宮と称され
広く崇敬された神社で、日室岳を神体山とする古社。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 4:38 AM