石田神社 (鯖江市)

福井県の神社、 石田神社(鯖江市) を掲載しました。

福井県鯖江市にある。
北鯖江駅の西3Kmほどの石田上町に鎮座。
日野川の西側、186号線の石田橋を渡って南へ入った場所に境内がある。

境内入口は南側。
参道には大きな常夜燈が建ち、
常夜燈の前に「郷社石田神社」と刻まれた社号標。

参道鳥居から、少し北へ行くと境内入口がある。
参道の鳥居の扁額には「石田神社」とあるが
境内入口の鳥居には「八幡宮」とある。
かっては「八幡宮」とも称していたのだろう。

参拝は五月、雨の早朝。
日の出直後だと思うが、雨なので日の出がわからない、
そんな頃合いだが、僕が到着した時には
すでに近所の方が、傘をさしながら参拝されていた。

鳥居をくぐり、石の参道を進むと、
正面の褐色の社殿。
大きな銅板葺拝殿の後方に、大きな本殿覆屋がある。
『福井県神社誌』によると、本殿は瓦葺・流造らしい。

ちなみに拝殿は、昭和三十八年の台風被害により再建されたもの。
それ以前は鬱蒼とした森であったらしいが、今は広々とした境内になっている。

創祀年代は不詳。

社伝によると、
神日本磐余彦命(神武天皇)の東征の折り、
石田彦という人物が、それに従った。
神日本磐余彦命が、越の国を巡幸され、当地に滞在した時、
懐中より玉串を取り出して、
「朕今汝に石田郷を与えむと思う。
汝朕の命に従い之を無窮に伝えよ」
と、石田彦に勅したという。

よって、石田彦は社殿を築き、
その玉串を奉安し、日々これを尊崇したといい、
後に、石田神社と号したという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:32 PM