守田神社 (七二会)

長野県にある、守田神社(七二会) を掲載しました。

長野県長野市にある。
長野駅の西10Kmほどの七二会に鎮座。
19号線を道なりに西へ10Kmほど進み、
瀬脇の交差点から北へ1.5Kmほど。
緩やかな坂道の途中に、当社境内の森がある。

鳥居をくぐり、参道を進むと二本の杉の巨木。
当社の御神木だそうで、長野市指定天然記念物。
参道階段を上がり、御神木の間を通ると広い砂利の境内。
なんだかスケールの大きな境内に、スケールの大きな社殿に圧倒される。

参道正面に、その大きな拝殿があり、
拝殿の後方に本殿。
もとは茅葺だったような雰囲気だが、今はトタン張。
本殿の左手に漆喰の庫があり、御神紋の梶紋が付けられている。

拝殿左手に境内社が幾つか並んでおり
「猿田彦命」と刻まれた石も建っている。

拝殿右手、社務所に繋がる渡り廊下の途中に
立派な境内社の西宮神社。
通常の神社なら、本殿にあたる規模の境内社で
さすがは、元県社だという印象。

創祀年代は不詳。

弘安元年(1278)社地崩壊により現社地に遷座。
参道の御神木は、遷座当時に植えられたものらしい。

元宮と称する古蹟には石祠があるらしいが、僕は未確認。
その石祠の場所に鎮座していたわけではなく、
地滑りで滑り落ち、止まった場所を元宮としたそうだ。

鎮座地の古間は、古沼の訛り。
石器時代の遺跡などもある古い土地。
主祭神の守達神は、建御名方命の御子神にして
当地開拓の祖神。

守田の明神、古間の明神、守田諏訪大明神などと称され
天平巳年(729)には、すでに荘厳な社殿が造営されたという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:03 PM