八溝嶺神社 (八溝山)

茨城県にある 八溝嶺神社(八溝山) を掲載しました。

茨城県と栃木県、そして福島県に跨って聳える八溝山(1022m)山頂にある。
山頂は、茨城県と福島県の境界だが、
当社境内は茨城県側にあり、住所も茨城県。

山頂までは舗装された道が延びており、車で行くことができる。
登り口は福島県側と茨城県側にあるが、
参拝した2008年10月には、
福島県側の道は通行止めとなっていた。

茨城県側の登り口は2か所あるようだが、
今回利用したのは、蛇穴にある林道。
こちらが表参道のようで、林道入口には大きな鳥居が建っている。
鳥居をくぐり、6.5Kmほどの林道をウネウネと上ると山頂。
山頂には10台前後駐車可能なスペースがあり、その横に、当社境内。
境内入口の鳥居脇には、白馬の像が置かれている。

階段を登ると正面に社殿。
左奥に天守閣のような形をした展望台がある。

一説には、第四十五代聖武天皇の頃、
伝教大師が湯殿山修行の時、
南方の八溝山を見渡せば、奇瑞雲が現れれたので
山頂に登り、山王二荒両社を建立したのが始め。

社伝によると、景行天皇四十年、日本武尊が八溝山に立てこもる賊を討ち
大己貴命・事代主命を祀ったのが当社の起源。

かっては八溝山から金が産出していたらしく
承和三年(836)、山中より採取された砂金が献上され
遣唐使派遣の資金となったという。

室町以降は茨城県は常陸国だが、
古代においては陸奥国に属しており、
当社は、陸奥国式内社・八溝嶺神社に比定されている神社。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 6:20 PM