佐波神社 (西伊豆町)

静岡県の佐波神社(西伊豆町) を掲載しました。

静岡県、伊豆半島の西側・西伊豆町にある。
西伊豆町役場の北西600mほどの仁科に鎮座。
136号線から少し東へ入ったところ。
沢田コミュニティ防災センターの横に、
参道入口の鳥居が建っており、「佐波神社」と刻まれた社号標。

参道を北上し、池にかかる橋を渡ると、大きな境内。
境内奥、北側に拝殿がある。
拝殿内部の扁額は「八幡宮」「三島宮」と掲げられており
当社が、八幡宮と三島宮の2社が同座している神社だとわかる。

拝殿の後方に本殿の覆屋があるが、
その本殿の後方には大きな岩があるようで、
小さな石祠が祀られていた。

参拝は、正月元旦の朝。
曇天のため、境内はまだ暗く、
社殿や神池の燈籠に、明かりがともっていた。

上記のとおり、当社には八幡宮と三島宮が祀られている。

式内社・佐波神社二座に比定されている古社で、
伊豆国神名帳には、
「従四位上 しての明神」「従四位上 にゐの明神」
として記載されている。
もとは、鴨ケ池(現・鴨ケ池遺跡)に鎮座していたが
海嘯のため、慶長十四年(1609)、現在地に遷座。
当時は、八幡宮・三嶋宮それぞれ別殿に祀られていたが、
文政六年(1823)三月、両社を合祀し、一社に祀られた。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:00 PM

小坂神社 (伊豆の国市)

静岡県の小坂神社(伊豆の国市) を掲載しました。

静岡県伊豆の国市にある。
伊豆箱根鉄道・田京駅の西1.5Kmほどの小坂に鎮座。
狩野川にかかる大門橋を渡り、414号線から南に入る。
小坂集落の奥、西側の山の麓に、というか谷に境内がある。

境内まで200mほどの直線の道が続いているが、
すべて参道だろうか。であれば昔はかなりの大社だったのかも。

参道を突き当ると、
「小阪神社」と刻まれた社号標が建っている。
その奥に、鳥居。
鳥居扁額には「子神宮」と刻まれている。

鳥居をくぐると、砂利の境内。
境内奥、石組みの上に社殿があり、階段下にもう一つの鳥居。
拝殿屋根瓦には「小坂神社」と名前が付けられている。

社殿はコンクリート製になっているので
最近、かなり手を加えて整備されたのだろう。
境内も綺麗に整備されており、あまり樹木が茂っていない。
拝殿の後方には、コンクリート造の本殿があるが、
ひょっとすると覆屋かもしれない。

当社の南西に葛城山(452m)があり、
北麓から葛城スカイライドという名のロープウェイが山頂まで。

『式内社調査報告』には、本殿は天明五年(1785)の建築とあり、
本殿の中の正殿の左右に、小さな別殿が2つあるらしい。
この別殿の左側に、葛城神社が合祀されている。

この葛城神社は、式内社・倭文神社の論社。
もとは葛城山上にあったが、社殿が朽ちたので
山麓の常楽寺の寺域に遷し、小祠に祀られていた。
この常楽寺が廃寺となったので、明治六年、小坂神社に合祀された。

昭和三十六年、葛城山にロープウェイが建設され
電鉄会社によって、山上に葛城神社という新しい神社が建てられたが
当社合祀の葛城神社とは無関係だそうだ。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 6:48 PM

新羅神社 (南越前町)

福井県の神社、 新羅神社(南越前町) を掲載しました。

福井県の南越前町にある。
今庄駅の南西200mほど、愛宕山の麓に鎮座。
道に面して、北東向きに参道入口があり、
鳥居の右手に「郷社 新羅神社」と刻まれた社号標が建っている。

鳥居をくぐり、参道を進んで、階段を上ると、もう一つの鳥居。
さらに階段を上ると、石垣の上に社殿のある境内がある。

参道正面に拝殿があり、拝殿の後方に狭い階段。
階段を上ると、本殿が鎮座。

境内には「愛宕神社登山道入口」の石碑が立っている。
背後の山上には、平家物語や源平盛衰記で有名な
燧ヶ城址(海抜270m)があるらしい。

創祀年代は不詳。

式内社・信露貴彦神社の論社の一つ。

往古は燧山の山頂に鎮座していたが
寿永二年(1183)、源義仲が城郭建設のため、
かたわらに小社を建てて遷座。

天文年中(1532~1555)、郷民が協議して
現在地に新築遷座したという。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 3:28 PM

伊射奈伎神社 (おおい町)

福井県の 伊射奈伎神社(おおい町) を掲載。

福井県のおおい町にある。
若狭本郷駅の南西10Kmほどの福谷に鎮座。
佐分利川に沿って1号線を進み、
舞鶴若狭道の大阪高浜I.C付近で北へ入り、
川沿いの道を西へ進むと、集落の奥に境内がある。

境内入口に鳥居が建ち、
鳥居をくぐり階段をのぼると県指定天然記念物の裏白樫(ウラジロガシ)の木。
綺麗に整備された境内の中央に、砂利の参道があり、
参道の正面、石組みの上に社殿がある。

拝殿は板の雪囲いをした入母屋造。
拝殿背後の石垣の中に、側面を雪囲いされた流造の本殿がある。

社殿の前には、こちらは町指定天然記念物の栂(トガ)の木。
栂は柘植の別名らしい。
かたわらの立石は注連縄で祀られている。

創祀年代は不詳。
元亀年間(1570~73)の兵火によって由緒等を焼失。
中世には、福谷宮、天満自在天神宮と称し
明治までは、天満宮と呼ばれていた神社。

式内社・伊射奈伎神社に比定された古社で
明治十六年三月、伊射奈伎神社と改称された。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:47 PM

大瀬神社 (沼津市)

静岡県の大瀬神社(沼津市) を掲載しました。

静岡県沼津市にある。
沼津駅から28Kmほどの西浦江梨にある、大瀬崎に鎮座。
414号線を南下し、狩野川河口で17号線へ。
駿河湾に面して、17号線を西へ18Kmほど進むと大瀬海水浴場へ。

参拝日は、年末の12月30日だったけど、
ダイビング客で賑わっている海水浴場の奥、大瀬崎方向へ歩いていくと
ダイビングハウスなどが並んでいる道の奥に、鳥居が建っている。
参道を進むと、鬱蒼と茂った柏槙(ビャクシン)樹林があり、そこが境内。

境内入口の鳥居をくぐると、絵馬堂があり
左手にUターンする位置に鳥居があり、奥に階段。
階段下には、赤い鉄下駄が置かれている。
階段途中に鳥居が建っており、さらに階段を上ると社殿がある。

社殿のある場所から、ビャクシン樹林を越えて北へ進むと、大瀬神池がある。
海に突き出した洲の中にあるのに、淡水池であるらしい。

さらに、北へ歩くと御神木があり、
駿河湾越しに、正面に富士山が綺麗に見える。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 9:18 PM