戸神社 (日高町)

兵庫県の 戸神社(日高町) を掲載しました。

兵庫県豊岡市にある。
江原駅の西7Kmほどの日高町十戸に鎮座。
482号線を西へ進むと、稲葉川の側、
道路の北側に境内入口がある。

入口には「式内 戸神社」と刻まれた社号標が建っており
参道を進むと鳥居。
鳥居をくぐると、割拝殿のような建物があるが
参籠殿兼通門として使われているようだ。
その建物をくぐると、樹齢百年以上の巨木が聳える境内。
木々の側に、鳥居が建っており、
その奥は緑の絨毯のような境内。

境内奥に、社殿があり
入母屋造の木造拝殿の後方に、珍しい白い本殿覆屋。
コンクリートか漆喰なのか確認していないが、
多分、この中に、春日造の本殿があるのだろう。

境内は、道路のすぐ側にあるのだが、
鳥居、通門、さらに鳥居、巨木の間を進むたびに
徐々に、その神域としての質が変化して、
社殿の前に立つ頃には、
道路や町の喧騒などの記憶が一切消去されている。
そんな感じの神社。

当社の社号「戸」は、一般には「と」と読み
戸神社は、「とのじんじゃ」と呼ばれているが
資料によると、「へじんじゃ」「へのじんじゃ」と読んでいたらしい。

また、御神体が太刀を持っているらしく
「太刀宮」「立宮」とも、単に「神明宮」とも称されていた、
らしい。

式内社・戸神社に比定されている古社。

創祀年代は不詳だが、
仁明天皇承和九年(842)には官社に預けられ
清和天皇貞観十年(868)従五位下から従五位上に昇叙され
延喜式では、名神大社と記された大社であり、
鎌倉時代には、神田四九反三百歩を有していた。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 12:14 PM