刀我石部神社 (和田山町)

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兵庫県朝来市(和田山町)にある。
山陰本線・和田山駅の東5Kmほどの宮に鎮座。
273号線(金浦和田山線)を東河川にそって東へ進み、
宮の集落で南へ延びる参道を南下すると境内入口。
東河川流域の盆地にある。

鳥居は、273号線のそば、
参道入口の横に建っているが
273号線からは、よく見えない場所にある。
鳥居の側には、「おかげ灯籠」と呼ばれる灯籠がある。

境内入口の左手には、神池。
境内は広く、奥(南側)に、北向きの社殿がある。
拝殿は入母屋造、後方の本殿は流造と
一般的な神社建築。

拝殿扁額には「刀我石部神社」と書かれているが
当社の正式名は、単に「石部神社」と言うらしく
境内案内、地図や資料にも、石部神社とのみ記されている。

ただし、山東町や出石町にも石部神社があり、
区別のため、刀我石部神社とする資料も多い。
刀我は東河川の「東河」と同じもので
東河川そばの石部神社ということだろう。

創祀年代は不詳。

式内社・刀我石部神社に比定されている古社。

祭神は、天日方奇日方命・踏鞴五十鈴姫命・五十鈴依姫命。
事代主神の御子である兄妹三柱の神々である。

「特選神名牒」には衣摺大明神と称し、
天日方奇日方命のことであるという。

現在地は、岩屋谷と呼ばれる地にあるが、
『式内社調査報告』によると
昔は、宮集落の西にある宮山に鎮座していたという。
宮山は、現地では不動山と呼ばれ、不動尊を祀った山。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 12:18 PM