新海三社神社 (佐久市)

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長野県佐久市にある。
小海線・臼田駅の東2Kmほどの田口に鎮座。
雨川に沿って東へ進むと、五稜郭で有名な龍岡城跡がある。
その城跡を過ぎて、しばらく進むと、当社の境内入口。

木製の鳥居が建っており、右手に社号標。
参道は、鳥居から北上するのだが、
鳥居から東へ進むと、東幸殿と御神木。
西へ戻ると、西幸殿があり、
当社駐車場へは、西幸殿の横の道を入っていく。

鳥居から参道を北上すると、
鬱蒼と茂る木々の奥に社殿が見えてくる。
参道を突き当たり、階段を上ると
正面に拝殿。右手に神楽殿。
拝殿の後方に、二棟並んだ本殿があるが、
この二棟は、西本社と中本社。
境内の右手、本殿の東側にもう一つの本殿・東本社がある。

創祀年代は不詳。

興波岐命を主神として東本社に祀り、
その父神・建御名方命を中本社に、
伯父神・事代主命を西本社に祀る。
このように、当社には3つの神殿があり、
よって新海三社神社と呼ばれている。

興波岐命は佐久地方開拓の祖神。
延文年間の『諏訪大明神画詞』には
「新開(にいさく)」の神と記され、大県の神とも称した。

この「開(さく)」が、佐久の地名となり。
「新開(にいさく)」から、新海という社号になったようだ。
また、鎮座地の田口は、佐久地方で初めて田が開かれた場所とも。

当地から西へ進むと上野国(群馬県)だが
伝承として、諏訪の建御名方命が、日光二荒山の母神を訪れる途中、
上野貫前の女神(荒船大明神)と契り、
興波岐命が生まれたとある。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 6:47 PM