氣多神社 (日高町)

兵庫県の 氣多神社(日高町) を掲載しました。合計2074社。

兵庫県豊岡市(旧日高町)にある。
山陰本線・国府駅の南2Kmほど
江原駅の北東2Kmほどの日高町上郷に鎮座。

円山川の土手を走る482号線に面して境内入口があるが、
482号線からは階段を下るので、
車で境内に入るには、境内東側の狭い道から入る。

482号線を走っている時は、
ちょっとした森があるとしか思えなかったので、
周囲をグルッと回って、ようやく入口を見つけた。

鳥居をくぐり、境内に入る。
と言っても、鳥居は境内の中にあるので
くぐらなくても境内だが。

境内は、思っていたよりも広い。
注連縄の無い注連柱の立っている境内の奥、南側に拝殿があり、
その後方の垣の中に本殿がある。

参拝は、休日の朝。
社叢の森の中にある神社で、
雨が降っており、境内は緑が瑞々しく清涼なのだが
やや暗かった。
拝殿には、まだ参拝客用の明かりが灯っている。
晴れて明るい日なら、この明かりは消えているのだろうか。

創祀年代は不詳。

総社気多大明神とも称される神社で、
但馬国総社として崇敬された古社。

『播磨国風土記』宍禾郡の記載にある、
御方(御形)の郷の地名の由来に以下の記述がある。

天日槍命と葦原志許乎命が、黒土の志爾嵩に至り
おのおの黒葛を三条(みかた)を投げて支配地を決定した。
天日槍命の投げた三条は、すべて伊都志(出石)に落ちた。
葦原志許乎命の投げた黒葛は、
一条が但馬の気多の郡に、一条は夜夫の郡に、
そして、最後の一条が御方に落ちたため、
三条(みかた:御方・御形)という地名となった。

上記のように、気多は葦原志許乎命(大己貴命)の
支配するところとなり、当社は、その大己貴命を祭神としている。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 11:23 AM