大塩八幡宮 (越前市)

福井県の 大塩八幡宮(越前市) を掲載しました。合計1983社。

福井県越前市にある。
北陸本線・王子保駅の南2Kmほどの国兼町に鎮座。

参道入口に朱の鳥居が立ち、
参道を進むと、丘の前にも朱の鳥居。
境内に入り、参道階段を登ると、
もう一つの鳥居があり、神門がある。

参拝は、日の出の頃。
もちろん、他に参拝客はいない無人の境内。
参道の灯籠には明かりが灯っていた。

神門をくぐると、鎌倉時代の梵鐘(市指定文化財)。
その奥に、室町時代建立、入母屋造杮葺の
大きな拝殿(国重要文化財)があり、
拝殿の後方、一段高い位置に、社殿が並んでいる。

当社の神社配置は、他の神社と若干異なり、
他の神社で神楽殿(舞殿)のある位置に拝殿があり、
通常拝殿のある位置に、独立した幣殿。
幣殿の後方、垣の中に本殿がある。

社伝によると、寛平三年の鎮座。

第五十八代光孝天皇の御代、
仁和三年(887)八月三日、
紀中納言友仲朝臣が、当国国府の南泉島へ流罪となった。
無実の罪を嘆きながら、現在の本殿に位置に
榊を植え、石清水八幡宮の神を祀った。

宇多天皇の御代、寛平元年(889)三月
勅許により京都へ戻ることができた。
これを喜び、神勅を戴いて社殿を造営し
寛平三年(891)八月二十日、
石清水八幡宮の神霊を勧請したのが当社のはじめ。

鎮座の際、王子保一帯を神領としたことから、
大塩保八幡宮と称するようになり、
江戸の頃に、大塩八幡宮と呼ばれるようになった。



A. 掲…掲載 — gensyoushi 10:52 PM